2012年、私は自民党政権が再び発足したタイミングを、日本市場の大きな転換点と捉えました。
当時9,000円前後で推移していた日経平均株価は、新しい金融政策(異次元緩和)と財政政策、いわゆる「アベノミクス」の三本の矢によって、中長期的には20,000円水準までは回復するだろうと判断したのです(明確な時間軸は設定しませんでしたが、回復を確信していました)。
そこで実行したのが、日経平均株価のインデックスファンドへの投資です。
私は、毎日1万円ずつを積立投資し、合計20万円を購入しました。これは、相場の上げ下げに一喜一憂せず、リスクを抑えながら確実に平均買付単価を下げていく「ドルコスト平均法」を意識したものです。
その後、ご存知の通り日本株市場は大きく上昇しました。
現在もこのファンドは一度も売却せずに保有し続けていますが、当時の投資資産は元本の6倍近くまで増加しています。政策の転換点を捉えること、そして、愚直に長期・積立投資を続けることの重要性を、改めて実感できた成功体験です。


