ポートフォリオに景気変動の影響を受けにくいディフェンシブな要素を加えるため、私は医薬品セクターへの投資が必要だと考えました。
選定基準は、財務の健全性と安定した配当です。具体的には、配当利回り3.5%以上という基準を満たしていた以下の2銘柄を投資対象としました。
エーザイ(4523)
第一三共(4568)
~7倍の大成功と、辛抱の継続~
この医薬品株への分散投資は、まさに「明暗を分けた」結果となりました。
第一三共はその後、大型の新薬開発の成功などにより市場評価が急騰し、投資資産はなんと7倍近くまで上昇するという驚くべきリターンをもたらしてくれました。これは、ディフェンシブ株でも大きなキャピタルゲインが得られるという、嬉しい誤算でした。
一方で、エーザイの株価の動きは思わしくなく、現在も辛抱の時期が続いています。
しかし、医薬品という事業の特性上、中長期的に安定したキャッシュフローが見込める点は変わっていません。目先の株価には一喜一憂せず、当初の投資根拠であった安定した配当利回り、そして今後の増配に期待して、引き続き長期保有を継続していきます。


