2026年が始まり、新年のポートフォリオ整理をされている方も多いのではないでしょうか。今日ピックアップするのは、日本人なら誰もが知る巨大インフラ企業、JR東日本(東日本旅客鉄道:9020)です。
実は私、パンデミック真っただ中の2020年に「いつか必ず人は戻ってくる」と信じて投資を開始した一人です。あれから6年。苦しい時期もありましたが、その後の業績回復、株式分割、そして増配と、着実に株主還元を進めてくれる姿勢には本当に感謝しかありません。
「新幹線があるから安定でしょ?」「配当利回りがそこまで高くないし…」そんな風に思っている方にこそ、今まさに脱皮しようとしているJR東日本の姿を見てほしいのです。
🚄 「鉄道の会社」から「街づくりの会社」へ
JR東日本を語る上で、2026年最大のトピックといえば、2026年3月28日に予定されている「TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)」と「OIMACHI TRACKS(大井町トラックス)」のグランドオープンです!
今、品川エリアを通ると、圧倒的な存在感を放つビル群が完成間近となっています。これ、単なるビル建設ではありません。
▶10万人が行き交う新しい街が誕生する。
▶オフィス、高級ホテル(エディション等)、商業施設から得られる「安定した賃料収入」。
▶2030年代半ばまでに不動産賃貸の営業収益を1,000億円超へと成長させる壮大な構想。
これまでのJR東日本は、台風や感染症で人の流れが止まると業績が急落する弱点がありました。
しかし、この大規模な不動産事業が「第2の柱」として稼働することで、収益構造はより強固になります。
📱 「Suica」という最強のプラットフォーム
もう一つ、投資家としてワクワクするのがデジタル戦略です。皆さんのスマホに入っているSuica。これは単なる切符ではなく、日本最大級の生活プラットフォームへと進化しています。
▶データ利活用: 「誰が、いつ、どこで何を買ったか」という移動・購買データを活用した広告事業。
▶JRE POINT経済圏: 鉄道利用と買い物を繋げ、顧客を囲い込む。
▶テック企業化: 自動運転やDXによる徹底したコスト削減。
「装置産業」から「データ資産活用企業」へ。このシフトが利益率の向上に寄与し始めています。
📊 数字で見るJR東日本(2026年1月現在)
現在の主要な指標をチェックしてみましょう。

2024年の1株→3株の株式分割を経て、以前よりも買いやすくなったのも嬉しいポイントですね。配当利回りそのものは高く見えませんが、増配の継続と「株主優待(4割引券等)」の価値を合わせると、特に新幹線ユーザーにとっては実質利回りが非常に高い銘柄と言えます。
投資する前に知っておきたい「懸念点」
もちろん、リスク管理も忘れずに。
▶金利上昇の足音: 巨大な街づくりには巨額の借入が伴います。金利が上がれば利払い負担が増え、利益を圧迫する懸念があります。
▶人口減少という宿命: 長期的にはローカル線の赤字問題を、都市部の利益や不動産、デジタル事業でどれだけカバーし続けられるかが鍵となります。
✍️ まとめ:2026年のJR東日本は「買い」か?
個人的な結論としては、「キャピタル(値上がり益)とインカム(配当)の両取りを狙いたい、中長期投資家ならアリ」だと考えています。
2020年の底値付近で買った身としては、ここからの「街びらき」による収益化は、まさに長年の投資が報われる収穫期の始まりだと感じています。3月のグランドオープンに向けてメディア露出が増え、世間の注目が集まる「今」が、最後の仕込み場かもしれません。
「電車が走る姿」だけでなく、「新しい街が動き出す音」を想像しながら、これからもホールドしていきたいと思います!
免責事項: 本記事は個人の感想であり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

