日本一の株主数を誇るNTT(9432)。 「株価がなかなか動かない」「1株が安すぎて面白みがない」なんて声も聞こえますが、実は今、NTTは「通信会社」から「世界最強の量子コンピューティング企業」へと脱皮しようとしています。
今回は、2026年最新の「光量子コンピューター」の進捗と、配当銘柄としての実力をまとめました。
1.2026年、NTTが「光量子」で世界をリードする
現在、世界の量子コンピューター開発は、GoogleやIBMの「超電導方式」と、NTTが推進する「光方式」の二大決戦となっています。
NTTの「光方式」が投資家にとって魅力的な理由は3つです。
▶常温動作の衝撃: マイナス273℃の冷却がいらないため、データセンターにそのまま置ける(コストが低い)。
▶IOWN(アイオン)との融合: 2025年から商用化が加速している光ネットワーク「IOWN」と直結できるのはNTTだけの強み。
▶100万ビットへの道: 2030年の実用化に向け、2026年は「特定の計算でスパコン超え」を実証する重要な年。
筆者の視点: これまでのNTTは「安定しているけれど成長が遅い」イメージでした。しかし、量子技術が収益化フェーズに入れば、ハイテク成長株としての評価(PERの上昇)も期待できるかもしれません。
2.投資家が気になる「配当金」と「株価」の現状
夢のある話も大事ですが、投資家にとっての現実は「配当」ですよね。
2026年3月期の配当予想
年間配当金: 5.3円(予想)
配当利回り: 約3.3%〜3.5%
連続増配: 実質15期以上継続中
NTTは25分割という大幅な株式分割を行ったため、1株150円〜170円前後で購入可能です。「お釣りで買える」レベルの投資しやすさは、新NISAの成長投資枠・つみたて投資枠どちらにも最適です。
3.NTT株を持つメリット・デメリット
◯ メリット
▶倒産リスクがほぼゼロ: 日本の通信インフラそのものであり、国が筆頭株主。
▶量子技術のオプション価値: 安定配当をもらいながら、将来の量子コンピューターによる「大化け」を待てる。
▶dポイントや優待: 保有期間に応じたdポイント付与など、株主還元に積極的。
△ デメリット
▶株数が多すぎる: 発行済株式数が膨大なため、株価が1日で10%上がるような爆発力には欠ける。
▶政府の動向: NTT法廃止の議論など、政治的なニュースで株価が揺さぶられやすい。
4.結論:NTTは「未来のチケット」付きの貯金箱
2026年のNTT投資は、以下のような人におすすめです。
▶銀行に預けるくらいなら、3%以上の配当をもらいたい人
▶日本の量子コンピューター技術の勝利に賭けたい人
▶新NISAの端数でコツコツ買い増したい人
私は「安定配当のディフェンス」+「量子技術のオフェンス」を兼ね備えた、日本株ポートフォリオの必須銘柄だと考えています。
投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。


