【INPEX(1605)】株価上昇でも「まだ割安」と言える3つの理由

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~エネルギー安全保障と脱炭素の二兎を追う~

「最近、INPEXの株価が上がって手が出しにくい…」 そう感じている方も多いかもしれません。しかし、現在の指標と未来の投資戦略を紐解くと、実は今こそ「オーナー」としての醍醐味を味わえるフェーズにあることが見えてきます。

今回は、2026年2月中旬の通期決算を前に、なぜINPEXが依然として魅力的なのかを深掘りします。

  1. 指標が物語る「圧倒的な割安放置」と「下値の硬さ」
    株価は上昇しましたが、ファンダメンタルズを見ると「高くなった」とは言い切れません。むしろ、企業の真の実力に対して株価が追いついていないバリュー株としての側面が際立っています。
    📈 INPEXの「割安感」を裏付ける4つの重要指標
    現在の株価水準でも「まだ攻められる」と言える根拠は、以下の数字に集約されています。

配当利回り:3.2%

株価上昇により「超・高配当」の時期は過ぎたものの、依然として市場平均を上回る魅力的な水準。安定したキャッシュフローを背景にした、さらなる増配への期待も継続しています。

PBR(株価純資産倍率):1倍割れ

企業の解散価値を下回る評価が続いており、依然として強い割安感があります。東証の「PBR1倍割れ改善要請」を背景に、更に自社株買いなどの株主還元策が打ち出されやすい水準です。

PER(株価収益率):9倍台

稼ぎ出す利益に対して株価が1ケタ台にとどまっているのは、収益力に対して評価が追いついていない証拠。今後、さらなる見直し買い(リレイティング)の余地が十分にあると言えます。

予想BPS(1株あたり純資産):4,000円超(※2026年2月中旬決算見込み)

決算が予定通り着地すれば、資産価値はさらに積み上がります。現在の株価がこのBPSを大きく下回っていることは、投資家にとって強固な「下値の安全域(セーフティネット)」として機能します。特にBPS(1株あたり純資産)が4,000円を超える見込みであることは、投資家にとって大きな安心材料です。

  1. 「打ち出の小槌」イクシスが産む強固なキャッシュフロー
    INPEXの稼ぎの柱、オーストラリアのイクシスLNGプロジェクト。かつての巨額投資フェーズを終えた今、このプロジェクトは安定した現金を生み出す「打ち出の小槌」へと変貌しました。

▶日本の天然ガス需要の約1割をカバーする圧倒的なプレゼンス。

▶世界情勢が不安定な今、「自前でエネルギーを確保できる」という地政学的な強みは、数字以上の価値を持っています。

  1. 「総合エネルギー企業」への脱皮と攻めの姿勢
    INPEXの魅力は、現在の利益だけではありません。未来のエネルギー市場を獲りにいく「攻めの姿勢」にこそ、ワクワクするポイントがあります。

▶水素・アンモニア事業: 石油・ガスで培った知見を活かし、次世代インフラを構築。

▶CCS(二酸化炭素の回収・貯蔵): 脱炭素を「コスト」ではなく、新しい「ビジネス」へ。

▶エネルギーセキュリティの盾: 世界情勢に左右されにくい、強靭な供給体制の構築。

▶単なる石油会社から、「脱炭素とエネルギー安全保障を両立させるリーダー」へと進化している最中なのです。

結論:今は「通過点」に過ぎない
株価が上がったとはいえ、資産価値(BPS)や未来への投資戦略を考えれば、現在の水準はまだ魅力的な「割安圏」にあると考えられます。
2月中旬の決算発表で、予定通りの着地と追加の株主還元策が出てくるのか。 「オーナー」の一人として、その時を楽しみに待ちたいと思います。