本日12月26日は、受渡しベースでの年内最終売買日。投資家の皆様、一年間お疲れ様でした! 来週29日からは、早くも「2026年相場」が幕を開けます。 「今年の振り返りは大晦日以降に」ということで、本日は一足早く、私が考える2026年の日本株の見通しをシェアしたいと思います。
- 日経平均:大きな崩れなし、下値は堅い
2026年の日経平均については、AI・半導体関連の値がさ株の影響は受けるものの、底堅い展開を予想しています。 もちろん「オラクルショック」のような急なボラティリティには注意が必要ですが、後述する企業の「稼ぐ力」の向上が、株価の強力なクッションになると見ています。 - TOPIXと「資本効率化」の追い風
2026年も引き続き相場のテーマとなるのが、東証主導の「資本効率改善」の動きです。
PBR1倍割れ是正の継続: PBR=PER×ROE。この数式を意識した経営が浸透し、ROE改善のための「増配」や「自社株買い」が当たり前の風景になりました。
10兆円超えの自社株買いパワー: 2025年11月時点で、事業法人による自社株買いは10兆円を突破。この圧倒的な買い需要は、2026年も相場の調整局面で強力な「下支え」として機能するはずです。
政策保有株の解消: 持ち合い株の解消による売却資金が、さらなる株主還元や成長投資へ回る好循環も期待できます。
- 「日経平均6万円」は夢物語か?
2027年3月期は、日本企業の業績が2桁成長を記録するとの予測も出ています。 もしこの業績の伸びが現実味を帯びてくれば、日経平均6万円という数字も、決して不可能ではない「射程圏内」の目標になると考えています。
個人的な本音…… 実は、私個人としてはまだ「仕込みの最中」。そこまで急激に上がってしまうと買い増しが難しくなるので、「もう少しゆっくりでもいいよ」というのが正直なところだったりします(笑)。
結びに代えて
2026年は、日本企業が「古い皮」を脱ぎ捨て、真に資本効率を重視する筋肉質な体質へ変わっていく、その成果が株価に結実する一年になるのではないでしょうか。


