【銘柄分析】日本のインフラを守る「横河ブリッジ」に注目!累進配当&PBR1倍割れで長期投資に魅力的な理由

橋 ブログ

「投資するなら、社会に不可欠なインフラを支える企業を選びたい」 そんな風に考えている投資家の方に、ぜひチェックしてほしい銘柄があります。それが横河ブリッジホールディングス(5911)です。

100年以上の歴史を持ち、日本の橋梁業界をリードし続ける同社。実は今、単なる「老舗企業」としてだけでなく、「高還元×安定成長」のバリュー株として非常に面白い局面を迎えています。

  1. 日本の「血管」を支える圧倒的な実績
    横河ブリッジといえば、誰もが一度は耳にしたことがある象徴的な建造物を手掛けています。
  • レインボーブリッジ
  • 明石海峡大橋
  • 新幹線や高速道路の高架橋

しかし、同社の真の強みは「新しい橋を造る」ことだけではありません。現在は、老朽化した社会インフラを次世代へつなぐ「保全・修繕事業」に注力しています。高度経済成長期に造られたインフラの維持管理は、今後数十年続く「待ったなし」の巨大市場。まさに国策に沿った安定ビジネスといえます。

  1. 2026年3月期、利益は「2桁増益」の期待大
    最新の業績見通しでは、売上高は微増ながらも、営業利益・経常利益ともに2桁の増益を見込んでいます。 資材高騰などの逆風を跳ね返し、生産性の向上や採算性の良い案件に注力することで、着実に「稼ぐ力」を高めている点は、投資家として高く評価できるポイントです。

 3.投資家を惹きつける「株主還元」の厚さ
  私が今回、投資対象として特に注目したのが、その手厚い還元姿勢です。

  • 累進配当の継続:減配をせず、配当を維持または増やす「累進配当」を掲げています。
  • 増配予定:25.3期比で+10円となる120円/株を予定しており、連続増配を継続中。
  • DOE(自己資本配当率)3.5%以上:利益の変動に左右されにくい指標を導入し、安定した分配を約束しています。
  • 機動的な自社株買い:第7次中計期間で70億円以上の取得を計画しており、直近でも20億円の取得を発表。PBR1倍割れの是正に向けた本気度が伺えます。

まとめ:長期でじっくり持ちたい「インフラ株」

横河ブリッジは、以下の3拍子が揃った銘柄だと感じています。

  • つぶれない安心感(日本の重要インフラを独占的に支える技術力)
  • 配当の安定性(累進配当&DOE目標の導入)
  • 割安放置の修正期待(PBR1倍割れ対策の自社株買い)

派手さはありませんが、日本のインフラの未来に投資しつつ、着実に配当を受け取りたい長期投資家にとって、非常に心強い選択肢になるのではないでしょうか。

免責事項: 本記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資決定はご自身の判断で行ってください。