はじめに:高値圏でも探せる「お宝銘柄」
日経平均株価が歴史的な高値、5万円を超える水準で推移する中、「今から株を始めても遅いのではないか?」「買える株はもうないのでは?」と感じる方も多いかもしれません。
しかし、日本株全体が上昇する中でも、まだ市場から正当に評価されていない、極めて割安な「ニッチ優良企業」は確実に存在します。
今回、私が注目し、NISA口座での長期運用を決断したのが、鉄鋼メーカーのトピー工業(7231)です。
💎 トピー工業(7231)の基本情報と「ニッチトップ」の強さ
トピー工業株式会社は、日本製鉄系のグループに属する歴史ある鉄鋼メーカーです。その事業内容は非常に堅実で、景気の波に左右されにくい「ニッチトップ」の強さを持っています。
・自動車ホイール: 国内最大手のシェアを誇ります。
・建設機械用の履板(シュー): こちらでもトップシェアを獲得しています。
私たちの生活やインフラに欠かせない、自動車や建設機械の足元を支える「鉄」の技術は、まさに同社の生命線と言えます。
📉 なぜトピー工業は「超」割安に放置されているのか?
この堅実な事業基盤を持つ優良企業が、驚くべきことに非常に割安な水準にあります。これが、私が投資を決めた最大の理由です。
📊 驚愕の財務指標(2025年11月現在)
・PBR(株価純資産倍率)0.5倍割れ解散価値以下の「超」割安水準
・PER(株価収益率)8倍台収益力に対して株価が低い
・配当利回り4%超高配当でインカムゲインも魅力的
特に注目すべきはPBR 0.5倍割れです。会社の資産価値(純資産)の半分以下の値段で株が買えるという状況は、東証が主導するPBR改善の波に乗れば、株価上昇の余地が大きいと見ています。
💰 投資を決断させた「増配」と「上昇ポテンシャル」
「ここまで安いと、本当に上がる株なのかな?」という疑問は当然湧きます。しかし、過去の株価推移と今後の株主還元策を見ると、その疑念は払拭されます。
- 過去の実績とポテンシャル
2025年4月には1,700円台だった株価は、一時高値3,090円を付けています。つまり、市場の評価が一旦高まれば、現在の水準から大きく上昇するポテンシャルを秘めていることは証明済みです。 - さらなる増配余力への期待
今期はすでに130円への増配予定が発表されており、配当利回り4%超を支えています。
私は、同社の財務状況やPBR改善への意識の高まりから、さらなる増配余力があると判断しています。安定した配当収入は、NISA口座での長期運用において大きな武器になります。
✅ まとめ:長期運用に最適な「お宝銘柄」
ニッチトップの安定した事業基盤を持ちながら、市場から不当に低く評価されているトピー工業(7231)。
割安な株価水準、高配当、そしてPBR改善期待というトリプルメリットを享受するため、私はこの銘柄をNISA口座に組み入れ、長期で育てていくことにしました。
日経平均が高値圏にあっても、こうした「お宝銘柄」を探し出すことが、個人投資家にとっての大きなチャンスです。
【免責事項】本記事は筆者の投資判断を公開するものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。


